ベティス所属のFWホアキンは8日、ホームで行われたビルバオ戦でリーグ最年長ハットトリックを達成した。9日付のスペイン紙マルカは1面で報じている。

主将を務めるホアキンは先発し、前半2、11、20分と立て続けにゴールを記録し、18分間で3得点を挙げた。38歳140日にしてキャリア初のハットトリックが、リーグ史上最年長の大記録達成となった。

これまでの記録保持者は、1964年に達成したレアル・マドリードのディ・ステファノの37歳255日で、55年ぶりの記録更新となった。また、ベティスの選手がハットトリックを記録するのは、1997年12月のフィンディ以来、22年ぶりだと伝えた。

ホアキンはビルバオ戦後、初めてのハットトリックについて「それが本当かどうかを、確かめる必要があったよ」と驚きを隠せない様子だった。

キャリアの晩年に差し掛かるホアキンだが、ここ数年間は特に素晴らしいパフォーマンスを披露し、第2の青年期を過ごしているとまで言われている。今シーズンここまでリーグ戦15試合に出場し6得点2アシストを記録。さらに、3試合連続得点を記録するなど、絶好調である。

(高橋智行通信員)