来年6月に欧州選手権本大会を控えるウェールズ代表のライアン・ギグス監督(46)が新型コロナウイルスの影響で来年3月まで代表を招集できない懸念を表明した。

23日に英デーリー・メールが報じたもので、同監督は「我々は1年以上、一緒にいない可能性がある。最大18カ月になるかもしれないだろう」と心配している。

19年11月に2-0でハンガリー代表を下し、欧州選手権本大会出場を決めて以降、ウェールズ代表の活動期間は1度もない。新型コロナウイルスの影響で6月の欧州選手権が1年延期となり、当初予定されていた米国、オーストリア、オランダとの親善試合が、すべてキャンセルになった。ギグス監督は「9月、10月、11月に試合ができることになっているが、できるかどうかは分からない。海外遠征ならば各国の検疫の可能性があり、国際試合は難しいだろう」と悲観的だ。

欧州サッカー連盟は今後のスケジュールを組み直すため、6月17日に会議を開催する予定。しかし来年6月の欧州選手権本大会前の代表招集可能な時期は3月のみになる可能性がある。ギグス監督は「3月が欧州選手権に入る前の唯一の親善試合になるかもしれない。これは理想的ではない」と困惑していた。