スペイン紙アス電子版は5日、日本代表MF久保建英(19)がスペイン1部リーグのレアル・マドリードからビリャレアルに期限付き移籍することで合意に達したと報じた。契約期間は1年間で、買い取りオプションは付いておらず、早ければ6日までに正式発表される見込みだという。今季は同1部のマジョルカに期限付き移籍していた。

契約期間は1年間で、買い取りオプションは付いておらず、5日か6日に正式発表される見込みとなっている。

久保にはバイエルン・ミュンヘンなどの強豪を含む20を超えるクラブからオファーが届いていた。そしてビリャレアルは今週に入り、グラナダ、セルタ、オサスナとともに最終4候補に絞られた中、最有力候補に挙がっていたクラブだった。

久保はスペインでプレーすることと、年間40試合出場することをチーム選びで優先。新監督のウナイ・エメリに強く求められ、欧州リーグに3度優勝している経験豊富なこの監督の下でプレーできるということが入団の鍵となったという。また欧州リーグに来季出場することが、久保の期限付き移籍でRマドリードに好まれる要素になっている。

ビリャレアルは久保の年俸と期限付き移籍の手数料200万ユーロ~300万ユーロ(約2億4000万円~3億6000万円)合わせ、約500万ユーロ(約6億円)を支払う予定である。

また同紙は、Rマドリードは2部に降格したマジョルカでの困難な中、久保の成長に満足しており、ビニシウスが来季中にスペイン国籍を取得することで1枠空くEU圏外枠を、2021-22シーズンに向けて久保のために用意していると伝えている。(高橋智行通信員)