9戦連続未勝利という不振を受け、MF本田圭佑(34)が所属する古豪ボタフォゴのパウロ・アウトゥオリ監督に進退問題が急浮上した。

現地報道によると、10月1日にもクラブ幹部と、かつてJ1鹿島アントラーズも率いた同監督が今後について話し合いの場を設けるという。

ボタフォゴは本田が足首捻挫で欠場したバイアとのホーム戦も敗れ、8月19日のアトレチコ・ミネイロ戦以来、1カ月半近く勝利から遠ざかる結果となった。

12試合終了し、1勝8分け3敗の勝ち点11で降格圏内の19位。ブラジル杯は勝ち進んでいるものの、全国選手権で不振が続いており、バイア戦後にはサポーターがスタジアム周辺で抗議活動も展開していた。

試合後、メディアからも厳しい質問を受けたアウトゥオリ監督は「今日はとてもひどいゲームだった。スピードもアイデアもなかった。チームの責任は私にある」と認めた。

2試合連続で本田が不在だった影響などを問われ「本田がいなくても、ゲームによって違うやり方はある」と自らの采配に問題があると強調していた。