中国1部大連のラファエル・ベニテス監督(60)が23日、クラブと相互の同意に基づき退任した。

スポーツメディア「ジ・アスレチック」など、複数の海外メディアが報じた。新型コロナウイルスがまん延する中で、家族の近くにいたいという強い意向があったという。05年にリバプールを欧州チャンピオンズリーグ制覇に導いたスペイン人指揮官は19年7月から大連を率い、昨年11月のシーズン終了と同時に英リバプールの自宅に戻っていた。

ベニテス監督は自身のウェブサイトに「残念ながら、昨年と同様、コロナウイルスが我々の生活、そして(サッカーの)プランを変えてしまった。悲しいが、今日から私と私のコーチングスタッフはもう大連を指導することはない。素晴らしい経験だったし、選手たちに加えて、スタッフ、コーチ、医療スタッフ、クラブ関係者にも感謝したい。パンデミックはいまだに猛威を振るっているし、何かを決断する際には家族をサポートすることが最優先だ」などと記した。