16日に白血病のために53歳の若さで死去した元ユーゴスラビア代表DFシニシャ・ミハイロビッチ氏について、サッカー界から次々に悲しみの声が上がった。ヤフー電子版が報じた。

ラツィオの監督時代にミハイロビッチ氏を指揮したスベン・ゴラン・エリクソン氏は「彼は素晴らしい選手で、嫌いになることができない人間だった」と振り返った。

ミハイロビッチ氏はラツィオ時代の99-00年シーズンにセリエAで優勝。トレードマークの左足のキックや激しいタックル、闘争心でスクデットに貢献した。

ミハイロビッチ氏はラツィオ以外にもローマ、サンプドリア、インテル・ミラノで活躍し、レッドスター時代の91年には欧州カップ(現在の欧州チャンピオンズリーグ)でも優勝した。

ミハイロビッチ氏と現イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏はエリクソン氏が率いたラツィオの中で大黒柱ともいえる2人だった。

エリクソン氏は「ミハイロビッチはとても成功した選手だった。彼にとっては2位なんてありえないことだった。彼は優しく、知的で、素晴らしい選手だった。チーム全員の力になっていたし、特に若手を助けていた。本当に悲しいよ」

「彼は選手の時から監督としての素養を持ち合わせていた。とても知性があって、サッカーのことをすべて理解していた。彼とは戦術の話をする必要がなかった」

「彼と性格面で違いはあったが、互いにリスペクトがあり、それがラツィオを素晴らしいチームにしていた。彼を嫌うことなんてできなかった。ポジティブで陽気で。彼と一緒に仕事ができて、本当に光栄だった」などと振り返った。

ラツィオ時代のチームメート、元イタリア代表FWクリスティアン・ビエリ氏はインスタグラムに「言葉が見つからない。安らかに眠れ。素晴らしい戦士よ」と書き込んだ。

ACミランなどで活躍した元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロ氏は「素晴らしいサッカー選手であると同時に素晴らしい人間だった。君はいつでも忠誠心のある戦士であることを示してきた。さようならシニシャ」と記した。

また、元アルゼンチン代表FWでフィオレンティナやローマでプレーしたガブリエル・バティストゥータ氏は「何度ピッチ上でバトルを繰り広げてきたか。さよならシニシャ」とつづった。

その他にもイタリアサッカー協会グラビナ会長やナポリのデラウレンティス会長らが弔いの言葉を発表。古巣レッドスターは「信じられないようなハートと強さを持った素晴らしいスター、人間だった。クラブはミハイロビッチ氏のご家族に深い哀悼の意を表します。彼に永遠の栄光を」とコメントした。