サッカー女子のFIFAワールドカップ(W杯)が開催されるニュージーランドの最大都市オークランド中心部で20日午前7時20分(日本時間同4時20分)ごろ、男が建設工事現場で散弾銃を乱射、市民2人が死亡する事件が起きた。警察官を含む6人が負傷し、容疑者の24歳の男1人の死亡も確認された。
国際サッカー連盟(FIFA)は事件を受けて政府と話し合い、この日午後7時(日本時間同4時)に同都市で行われるニュージーランド-ノルウェーの開幕戦を予定通り実施すると発表。ニュージーランドのヒプキンス首相は「政治的またはイデオロギー的な動機」は特定されなかったと説明し「国家安全保障上のリスクはなく、W杯は予定通り行う。国民や旅行客の安全は最優先事項だ」と述べた。
ESPNによると、銃撃現場はノルウェー代表チームが滞在するホテルの近くで、チームの広報担当者は「選手とスタッフは全員無事」とした。現場近くにはパブリック・ビューイング(PV)会場もあった。史上初の3連覇を目指す米国代表もオークランドに滞在していたが、全員無事という。
また、開幕戦を山下良美主審、坊薗真琴、手代木直美両副審が担当することも18日に発表されたばかり。女子W杯の開幕戦を日本人審判員が担当するのは初めて。山下主審は昨年、J1で女性として初めて笛を吹き、昨冬のW杯カタール大会では史上初の女性審判員の1人に選ばれた。今大会では、栄えあるオープニングマッチを任されていた。

