イングランド・プレミアリーグで23日、首位のトットナムがフラムを2-0で下し、開幕から7勝2分けの9戦負けなしで勝ち点を23に伸ばした。前半36分にFW孫興民(ソン・フンミン)の今季7ゴール目で先制し、後半9分にMFジェームズ・マディソンが追加点を挙げた。

今季就任のポステコグルー監督は新指揮官としてのリーグ新記録を樹立。開幕9戦で勝ち点23は、92-93年のマイク・ウォーカー監督(ノリッジ)と08-09年のフース・ヒディング監督の同22を上回った。「これはチームみんなの功績。力強いシーズンのスタートを切ることができた。パフォーマンスについて、我々は本当に安定している」と語った。

日本代表の古橋亨梧や前田大然らが所属するセルティック(スコットランド)を昨季まで指揮し、昨季は国内3冠を達成。その手腕を買われてトットナムに引き抜かれた。14年のFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会で母国オーストラリア代表を率い、19年に横浜F・マリノスでJ1優勝を果たすなどの実績を残したが、欧州5大リーグで監督経験がなかったことから懐疑的な声も多かった。

だが、シーズンが始まると、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に移籍したエースFWケーンが抜けた影響を感じさせず、これまで指揮したチームと同じく、攻撃的なパスサッカーを展開。8月にはリーグ月間最優秀監督に選出された。プレミアリーグ史上初のオーストラリア人監督は新天地で最高のスタートを切り、チームは60-61年以来のリーグ優勝へ突き進む。