スタッド・ランスの日本代表FW中村敬斗(24)が欧州5大リーグで日本選手初となる5試合連続ゴールをマークした。アウェーのオセール戦でフル出場し、0-2の後半終了間際にMF伊東純也(31)の右クロスを頭で合わせた。チームは1-2で敗れたが、快記録を達成し、得点ランキングでも首位に2点差の3位に浮上した。

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中村は主戦場の左サイドからゴール前に進入した。「純也君がボールを持ったら必ず中に行くと決めている」。右サイドから伊東の完璧なクロスが飛んでくると、フリーのままヘディングシュートをたたき込んだ。負けている状況だったため、快記録達成にも喜びは控えめ。すぐに伊東のもとに駆け寄って笑顔で先輩をそっと抱きしめた。

「ピンポイントで(ボールが)来て、合わせるだけだった。純也くんに感謝したい」。加入2季目。日本代表でも両翼でプレーする2人は連係を深め、伊東のパスからの得点は今季3点目。勢いに乗る24歳アタッカーは「意思疎通が去年より強くなってきた」と手応えを口にしていた。

日本代表から戻り、好調を維持したまま欧州5大リーグで日本選手初となる5試合連続得点。15日のW杯アジア最終予選のオーストラリア戦でも鋭い突破からオウンゴールを誘った。「昨季だったらこういう負け試合で、たぶん交代させられていた。少しずつ信頼を得てフルで使ってもらったことにも感謝したい」。今季初のフル出場でエルスナー監督の期待にも応えた。

これで今季通算5点目。加入1季目だった昨季の25試合で記録した4点を超え、得点ランキングでもトップに2点差の3位タイに浮上した。フランスリーグで6季連続得点王に輝いたパリSGのフランス代表FWエムバペがスペインリーグのレアル・マドリードに移籍し、得点王争いは本命不在。このままの勢いなら、欧州5大リーグで日本選手初の得点王も夢ではない。

◆日本選手の連続試合得点 欧州5大リーグではこれまで4試合連続が最長だった。ドイツ・ブンデスリーガでビーレフェルトのMF奥川雅也が21-22年に記録。シーズンまたぎを含めると、イタリア・セリエAでカターニアのFW森本貴幸が08-09年から09-10年に4試合連続ゴールをマークした。オランダ1部では09-10年にVVVのFW本田圭佑が達成。スコットランド1部ではセルティックのFW古橋亨梧が22-23年に4戦連発を2度記録。

◆フランスリーグの連続試合得点 確認できる限りでは9試合連続があり、元日本代表監督のハリルホジッチ氏がナント時代の84-85年にマークし、最終的に得点王となった。上位クラブは重要な欧州CLの戦いを挟むため、リーグ戦を欠場するケースもあるが、昨季までパリSGに在籍し、6季連続の得点王に輝いたフランス代表FWエムバペ(現レアル・マドリード)は同一シーズンでは18-19年の7戦連続が最長だった。