優勝候補リバプール(イングランド)が、ホームでアトレチコ・マドリード(スペイン)との強豪対決を3-2と制し、白星スタートを切った。後半アディショアンルタイムに頼りになるキャプテン、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイク(34)の決勝点が飛び出し劇的な勝利を挙げた。DF遠藤航(32)はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

英国史上最高額となる1億2500万ポンド(約248億円)でニューカッスルから加入したイサクが1トップで先発し、公式戦デビュー。そのリバプールが立ち上がりから主導権を握った。前半4分、中央右寄りからのFKでサラーが低いシュート性のボールを蹴り込むとDFロバートソンの足に当たってインゴールに飛び込んだ。

先制点を奪った直後の同6分、MFフラフェンベルクがエリア内右へ短く出したボール。サラーは猛然とダッシュ、狭い局面で激しく相手2選手と競り合いながら拾い、左足でシュートを決めた。堅守で鳴らすAマドリードから早々に2点を奪ってみせた。

前半45分にはAマドリードの反撃に遭い、FWラスパドーリのパスからゴール前に入った右DFマルコス・ジョレンテに右足トゥーキックでゴールに流し込まれた。

1点リードで迎えた後半20分にはフリーとなったサラーが再び決定機を迎え、左足で強シュート。しかし右ポストに阻まれ追加点とはならなかった。

そして後半35分にAマドリードに追いつかれた。選手交代で中盤にポジションを変えていたマルコス・ジョレンテが味方シュートの跳ね返りの浮き球を右足ボレーで狙う。ブロックに入ったリバプールMFマクアリスターの足に当てながらも勢い良くゴールに飛び込んだ。マルコス・ジョレンテは敵地アンフィールドでCL4点目と相性の良さを発揮した。

そして後半47分、右CKからファンダイクが頭で力強く決勝点をたたき込んだ。スペイン代表DFルノルマンが厳しくマンマークに付く中、それをはねのけてのゴール。あらためて圧倒的な存在感を見せつけた。

この一撃にホームスタジアムは蜂の巣をつついたような大騒ぎ。サポーターの長髪に激高したAマドリードのシメオネ監督はスタンドに乗り込もうとして止められ、さらに主審に猛抗議を繰り返したためレッドカードで退席処分に。悔しげな表情で通路を引き揚げていった。

このまま3-2で勝負は決した。