ワールドカップ(W杯)北中米大会で1ゴール1アシストを記録した日本代表MF中村敬斗(26=スタッド・ランス)の姿を目に焼き付けようと、地元ファンが練習場に詰めかけている。
ランス地元紙「リュニオン」の公式サイトによると、現地時間29日に今季初の一般公開練習が行われ、前日に合流した中村がファンの注目を浴びていた。ほんの短い間、はるか遠くからではあったが、ランスでは最後になるかもしれない姿に視線が集まっていた。
中村は自身の26歳の誕生日だった28日にレイモン・コパセンターに姿を現していた。
W杯の決勝トーナメント1回戦でブラジルに敗れてから約1カ月後にトレーニングを再開した中村はクラブから移籍許可を得ており、今夏の移籍市場で多くのクラブから関心を集めている。
クラブ経営陣の指針は明確で、この日本代表選手が将来の移籍先に満足し、かつクラブが経済的に納得できる条件であれば、シャンパーニュ地方を去ることになるとしている。
Sランスの一員として、中村は浮き沈みの激しい日々を送った。
フランス杯で25年5月に決勝でパリ・サンジェルマンに敗れたが、好成績を残した。しかし、同年にはリーグ2への降格も経験し、その数週間後には移籍の真偽を巡る騒動に巻き込まれ、2025-2026シーズンには昇格を果たせなかった。
中村のランスでの最後はまもなく訪れるとされており、今週土曜日にコートレイで行われるプレシーズン最終戦までに訪れるのか、もう少し待つ必要があるのか、注目が集まっている。
同記事に掲載された英語でのインタビュー動画では、休暇の間はインドネシアのバリ島を訪問し、日本に戻っていたことなどを話している。
W杯については「自分にとっては初めてのW杯で、結果は望んでいたものとは違ったけれど、エキサイティングだった」と振り返り、ブラジル戦については「勝てたかもしれない試合だった。これがサッカーだ」と話している。(松本愛香通信員)

