レアル・マドリードがブラジル代表FWビニシウス(26)に対するスペインリーグの判定のダブルスタンダードに不満を持っているとスペイン紙アス電子版が26日に報じた。

ビニシウスはRマドリードのトップチームに定着した19−20年シーズン以降、スペインリーグで最も多くのファウルを受けている選手になっているが(合計489回)、クラブは判定のダブルスタンダードが存在していることに不満を漏らしているという。

Rマドリードが判定のダブルスタンダードの存在を主張する理由として、ファウルを犯した相手選手にカードが提示される頻度の違いを挙げているとのことだ。実際に比較してみると、イエローカードに関して、ビニシウスがファウルを16回受けるたびに1枚出されているのに対し、バルセロナのスペイン代表FWヤマルは3回のファウルごとに1枚出されている。

レッドカードに関しても大きな差があり、ビニシウスが68回のファウルを受けるごとに1枚、ヤマルは11回のファウルごとに1枚、相手選手に提示されている。

一方、スペインリーグ同様にビニシウスが19−20年シーズン以降、最も多くのファウルを受けている欧州チャンピオンズリーグでは状況が大きく異なっている。これまで合計で131回のファウルを受けているが、ヤマルと同じように3回のファウルを受けるたび、相手選手にイエローカードが出されている。すなわち、主審が両選手に対するファウルに関して、相手選手を公平に罰しているのだ。

このような状況を受け、モウリーニョ監督は22日に行われた今季初戦のエスパニョール戦後の記者会見で、「ビニシウスと他の選手との間には全体的に明らかな違いがある」と、スペインリーグで判定のダブルスタンダードが存在することを指摘していた。(高橋智行通信員)