欧州主要リーグの夏の移籍市場が9月1日(日本時間2日)に幕を閉じる。FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会があった今夏、日本人選手たちもマーケットをにぎわせた。
注目されていたGK鈴木彩艶(24)は、イタリア・セリエAのパルマから、イングランド・プレミアリーグのアストンビラへ。当初はフランス1部の強豪パリサンジェルマンが有力視されていたが、土壇場で破談となり、アストンビラに落ち着いた。新天地も欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場する実力があり、日本人GKの存在価値を大きく高める移籍となった。
復活したDF冨安健洋(27)はオランダの名門アヤックスからイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスに移った。日本代表MF鎌田大地(30)と同僚になり、シーズンスタートから出場機会を得た。
同じくアヤックスのDF板倉滉(29)は、ドイツ・ブンデスリーガの古巣ボルシアMGへ帰還が決定。愛着のあるクラブで早速プレーしている。
スコットランド1部セルティックで長く在籍したFW前田大然(28)は念願のプレミア移籍を実現。昇格組のイプスウィッチへ活躍の場を移した。
昨季のオランダ1部得点王のFW上田綺世(28)はフェイエノールトからフランス1部リールへステップアップ。W杯日本代表最年少メンバーだったFW後藤啓介(21)もドイツ・ブンデスリーガのフライブルクに行った。ともに5大リーグ初挑戦となる。
W杯メンバー入りを逃した選手たちも新たな環境に移った。MF佐藤龍之介(19)はFC東京からバレンシアへ移籍。開幕スタメンを飾るなどインパクトを残している。ポルトガル1部スポルティングのMF守田英正(31)は、イングランド・プレミアリーグのハル・シティーへ。DF橋岡大樹(27)清水エスパルスMF宇野禅斗(22)もボルシアMG入りした。
一方でFW小川航基(29)はオランダ1部NECナイメヘンからJ1のFC町田ゼルビアへ国内復帰した。
サウジアラビア1部アルイテハドに口頭合意に達したとされたMF堂安律(28=Eフランクフルト)は破談と報じられている。MF中村敬斗(26)はフランス2部スタッド・ランスからの移籍を望んでいるが、クラブが設定した高額な移籍金がネックとなっている。市場価値が約100億円とも言われ注目株だったMF佐野海舟(25=マインツ)やMF久保建英(25=レアル・ソシエダード)は残留の見込みだ。
以下、主な日本人選手の移籍
GK鈴木彩艶
セリエA・パルマ→プレミア・アストンビラ
DF冨安健洋
オランダ・アヤックス→プレミア・クリスタルパレス
DF板倉滉
オランダ・アヤックス→ブンデス・ボルシアMG
FW前田大然
スコットランド・セルティック→プレミア・イプスウィッチ
FW上田綺世
オランダ・フェイエノールト→フランス・リール
FW後藤啓介
ベルギー・シントトロイデン→ブンデス・フライブルク
MF佐藤龍之介
東京→スペイン・バレンシア
MF守田英正
ポルトガル・スポルティング→プレミア・ハル・シティー
DF橋岡大輝
ベルギー・ヘント→ブンデス・ボルシアMG
MF宇野禅斗
清水→ブンデス・ボルシアMG
FW小川航基
オランダ・NECナイメヘン→町田
MF堂安律
ブンデス・Eフランクフルト→×サウジ・アルイデハド(破談か)
MF中村敬斗
フランス2部スタッド・ランス→?
MF佐野海舟
ブンデス・マインツ(残留)
MF久保建英
スペイン・Rソシエダード(残留)

