コートジボワール代表のエメルス・ファエ監督(42)がドイツを批判した。同監督は20日(日本時間21日)にBMOフィールド(トロント)で行われたW杯1次リーグ・ドイツ戦に1-2で敗れた後、相手側にフェアプレーが欠如していたと主張して、憤りを示した。ESPNが報じた。

コートジボワールDFウィルフリード・シンゴが負傷したため、ボールを外に出したにもかかわらず、ドイツの左サイドバックであるナサニエル・ブラウンが次のプレーでコートジボワール側にボールを返さず、代わりにスローインからドイツの攻撃を開始したことに対して、ファエ監督は怒りをあらわにしたという。

「彼(ブラウン)には謙虚でいるように伝えた」と、試合後にファエ監督はメディアに語った。「彼は素晴らしいプレーをしていたし、負けているからといって、あるいはどうしても勝ちたい1-1の状況だからといって、我々に悪態をつく必要はない」

「我々はドイツにもっとフェアプレーをしてほしかった。シンゴが負傷した時にはボールを返してほしかった。彼らは偉大なサッカー大国であり、我々も彼らを手本にしている。だからこそ、彼らのフェアプレーの欠如にはがっかりした」

20日の試合で、コートジボワールMFフランク・ケシエの前半のゴールは、長い時間ドイツのファンを沈黙させていた。しかし、デニズ・ウンダフが自身この試合2点目となる決勝ゴールを決めると、ドイツ側のサポーターは爆発的に沸き上がり、一方でコートジボワールのファンはうなだれることになった。

ファエ監督は「両チームとも勝つに値し、試合に勝つチャンスがあった」と話し「ドイツはよくやった。彼らは経験の差で試合に勝利した。我々も素晴らしい試合をしたし、大会の優勝候補の一つに対して選手たちがどのようなプレーをしたかを本当に誇りに思う。この敗戦を大会の残りの試合に生かさなければならない」

「1-1の場面で2点目を奪うこともできたが、我々はチャンスを逃した。しかし彼らは決めた。ウンダフはチャンスを得た時、非常に冷静だった。あれが経験というものだ。我々はこの経験を成長し続けるために生かし、自分たちの犯した小さなミスを修正していく。我々の運命はまだ自分たちの足元にあり、他の試合結果に頼ることなく自力で予選を突破することができる」などと次戦へ気持ちを切り替えた。

W杯出場4回目にして初の決勝トーナメント進出を決めるチャンスを逃したコートジボワールは、25日に行われる1次リーグ最終戦のキュラソー戦へと意識を向けている。勝てば、エレファンツ(コートジボワール代表の愛称)の進出が決まる。