「最強の市民ランナー」川内優輝(28=埼玉県庁)が、最後の五輪選考レースで表彰台を狙う。リオデジャネイロ五輪代表選考を兼ねた福岡国際マラソン(6日、平和台陸上競技場発着=日刊スポーツ新聞社後援)の招待選手会見が4日、福岡市内のホテルで行われた。川内は「戦える最後の五輪はリオ。逃せば五輪に縁がなかったことになる」と口にした。
夏が苦手なため20年東京五輪は頭にない。17年世界選手権を最後に日の丸争いから退く意向だ。最初で最後の五輪をつかむため目標は表彰台。世界記録保持者キメット、世界歴代4位のマカウが優勝候補だが「3番手は大崩れして落ちてくる。スピード勝負はできないが、苦しくてもつらくても最後まであきらめない」と宣言した。
4年前は日本人トップの3位も、続く東京マラソンに惨敗し代表落ち。直後の丸刈り姿で周囲の度肝を抜いてから4年。「4年前と違うところを見せたい」と誓った。【益田一弘】
◆リオへの道 男子マラソンの代表枠は3人。福岡国際、東京(来年2月28日)びわ湖毎日(同3月6日)の3大会から選ぶ。各レースの日本人上位3位以内が対象で、日本陸連設定記録2時間6分30秒を満たした1人を優先に、五輪で活躍できる選手を選ぶ。複数の選考会に出場した場合は設定記録に到達しない限り、最初のレースが評価対象になる。

