青学大は4位となり、8年ぶり3度目の優勝と6年連続の表彰台を逃した。原晋監督(59)は「早稲田には完敗」と認めながらも、「箱根はここまでの開きはなくして戦えるめどはついた」と手応えを口にした。
10月の出雲駅伝では関東勢最下位の11位に沈んだ。巻き返しを期した今大会は、1区椙山一颯(2年)が早大ルーキー本田桜二郎とのスパート合戦を制して区間賞。しかし、2区石川浩輝(2年)が先頭集団から遅れ、シード圏外の9位に後退した。
そこから粘った。3大駅伝デビューの3区松田煌希(3年)が区間5位で8位に押し上げると、4区黒田然(3年)は4人抜きで4位に浮上。5区小河原陽琉(3年)、6区飯田翔大(3年)も駒大と3位争いを繰り広げた。
原監督は松田を「抜かされて、ズルズルっと下がるんかと思ったら、もう1回粘ったからね」と評価。一方、中盤を担った3年生には「本来、それは主力区間、大事な区間に行かなきゃいけない陣容。ここで甘んじてたらダメ」と奮起を求めた。
独走した早大には「過去最強チームじゃないですか? 実業団含めて」と最大級の評価。それでも、距離が延び、10人で争う箱根には「距離が長くなって区間が増えてくれば、勝機は出てくる」と見据えた。
出雲に続き、補欠を帯同させず8人で挑んだ。主将の中村海斗(4年)らを遠征から外したのは、箱根に向けた練習を優先するため。「箱根駅伝には全員が100%で出たいと思っている」と、チーム全体の強化を進めてきた。
箱根の山は「上りも下りもめどが立ってる」といい、4年生にも「最後は箱根で奮起してくれるもんだと思います」と期待する。
「同じ学生だから。そこに負けないように、チャレンジしていきますよ」。残る2カ月で戦力を磨き、箱根4連覇、通算10度目の総合優勝へ挑む。

