お待たせしました! セクシークイーン、アン・シネ(27=韓国)の登場です。今季の日刊ゴルフ特集面は「アン・シネのサランヘヨGOLF」。レッスン、ハングル講座、近況、プライベートとアン・シネのすべてを毎週火曜日にお届けします。アン・シネワールドをたっぷり満喫してください。第1回はアン・シネのゴルフヒストリー1。魅力のヒミツを深~く知る機会です。
- 練習場でアイアンショットを披露するアン・シネ
読者のみなさん、はじめまして。アン・シネです。日本では昨年からツアーでプレーを見ていただいていますが、今年は毎週火曜日に日刊スポーツでもお会いできるようになりました。よろしくお願いします。
まずはみなさんとお近づきになりたいので、ワタシがこれまで生きてきた27年間について少しお話ししましょう。
生まれたのは1990年。場所は韓国の首都、ソウルです。1人っ子だったので、いつも両親の横にいた気がします。かわいがられて育ったと思います。ゴルフと出会ったのは6歳の時。練習場に行くお父さんについて行ったのが始まりでした。
夢中になったのは、ニュージーランドに遊びに行った時でした。お父さんの弟、つまりおじさんが移住していて、いとこが生まれたのでお祝いに行ったんです。そうしたら夢中になってしまいました。環境が素晴らしいので、両親は私にゴルフをさせるために移住を決めました。小学3年生の時です。
ソウルと違って高いビルなんて全然なくて、木のほうが多いくらい。島や山、とにかく自然がいっぱいで気候もいいニュージーランド。でも、最初の2年くらいは言葉(英語)で苦労しました。友達ともなかなか話せなくて壁があって「韓国に帰りたい」と泣いたこともあります。だから、ゴルフ以外にも忙しかったです。
2年くらいして慣れた頃、韓国に残って仕事をしていたお父さんも来てくれました。それから、ゴルフに集中できるようになりました。ワタシは、いろいろな意味ですごく運がよかったと思います。自分で思ったより試合で成績が出たし、ニュージーランドの国家代表にもなることができました。
今考えると、ゴルフというのは人をすごく肯定的につくってくれるものだと思います。自分自身といっぱい会話をすることができ、自分自身を愛する気持ち、信じる方法を見つけられたんだと思います。
プロになった現在まで、ゴルフをしていることで学べることがたくさんあります。うまくいったからといって、それで終わらずに、足りないことがあったらそれをまた学ぶ。その繰り返しです。
◆協力 ザ・インペリアルカントリークラブ
◆取材・構成 遠藤淳子(清流舎)
◆撮影 河野匠