アンニョンハセヨ~! アン・シネです。だんだん寒くなってきましたが、ゴルフには気持ちいいくらいですね。秋から冬へと変わる季節を感じながら、プレーを楽しんでください。今週の「サランヘヨゴルフ」のテーマはフェアウエーウッド。これが安定すれば、スコアもグンとよくなりますよ。
- フェアウエーウッドの上達にオススメな練習
アマチュアの皆さんにとって、フェアウエーウッドは一番難しいクラブだと思います。ティーアップできるティーショットで使うときは別として、2打目以降で使う一番ヘッドの大きなクラブ。その名の通り、フェアウエーから(時にはラフからも)直接打つので難しいのです。
ラフからでもヘッドが抜けやすいハイブリッド(ユーティリティー)が使いやすく易しいクラブなのは言うまでもありませんが、ライが良ければやはりフェアウエーウッドのほうが飛距離も出ます。パー5で最高のティーショットをフェアウエーのど真ん中に運んだら、フェアウエーウッドを振り抜いて2オンする。ゴルファーにとって最高の瞬間を味わうには、フェアウエーウッドがうまく打てなくてはなりません。
私もバッグの中には3W5W、2本のフェアウエーウッドを入れています。パー5のセカンドショットはもちろん、距離があるときにはたびたび使っています。うまく打てれば、これほど強い味方はありません。
ただ、傾斜が強かったり、ラフが深い時にはミスショットの確率が高くなります。ライを見て、フェアウエーウッドが使えるライかどうかを見極めることが最初に必要です。
フェアウエーウッドを上手に打つコツは、スイングの最初から最後まで切らないで振ること。わかりやすく言えば、アドレスしたらフィニッシュまで、一気に振り抜くことを強く意識することです。最後まで集中を切らさない。そうすることで、大きなヘッドが安定してボールをとらえてくれます。
- アドレスしたら「フィニッシュまで一気に振り抜く」強く意識
練習場でティーアップせず、マットの上から打つ練習を繰り返す、というごく当たり前のことでフェアウエーウッドに慣れましょう。フェアウエーウッドだけでなく、ドライバーもティーアップせずに打つ“直ドラ”を練習するのもお勧めです。ヘッドがより大きなドライバーは、ティーアップしない時にはフェアウエーウッド以上にクリーンにボールを打たないとうまく打つことができません。これに慣れると、ヘッドが少し小さいフェアウエーウッドは易しく感じられます。
コースでも“直ドラ”をやってみましょう。これに慣れることで、フェアウエーウッドの難しさをあまり感じなくなるはずです。
フェアウエーウッドを味方につければ、距離のあるホールも怖くなくなります。パー5で2オンできたり、よりグリーンの近くから第3打を打てたりするようになる。そんなプレーを夢見て練習してみてください。
- パー5で2オン…ゴルファーにとって最高の瞬間を味わいましょう
◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)
◆撮影=河野匠
◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)