金庚泰(29=韓国)が今季国内4戦で3勝、2位1回という圧倒的な強さを見せている。さすがに本人も「こんなに早く3勝できるとは思わなかった」と笑った。

 スタート時は「優勝スコアは15アンダーくらい」と想定していたが、風雨でスコアが伸びず、金も苦しんだ。バーディーが1つも取れなかった。1打リードで迎えた18番パー5では第1打、第2打とも右ラフに打ち込み、第3打も乗らずに3メートルのパーパットを残した。同じ最終組の李尚熹(韓国)とマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)はバーディーチャンスで、逆転負けも5人プレーオフもあり得る状況で「結構頭が痛くなった」と振り返る。結局は2人が外して、金がパーセーブして競り勝った。