女子ゴルフの畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高)が26日、成田空港から合宿を行うマレーシアに向けて出発した。

 1月の米ツアー開幕戦ピュアシルク・バハマ・クラシックにも出場できる見込みとなり「ちょうど1カ月後なので、気を引き締めていきたい」と気合十分。「飛距離アップと安定したスイングには下半身が重要。6、7割はトレーニングに費やしたいですね」と、現地では下半身などフィジカル面の強化に重点を置く。

 一緒に行くのは、いずれも来年7月のプロテスト合格を目指すジュニア仲間。6月の日本女子アマを制した高橋彩華(新潟・開志国際高)は「今の自分の課題を少しでも改善できるように。暖かいところなら思い切り振れるし、スイングを直したい」とテーマを口にする。

 佐久間梨々子(宮城・東北高)は「来シーズンに向けた調整」、西畑萌香(茨城・日本ウェルネス)は「スイング改善と体づくり」、臼井麗香(茨城・日本ウェルネス)は「寒くて日も短い日本では練習できない時期に、できるだけ長く練習」、山路晶(宮城・東北高)は「ショートゲームを中心に苦手をなくす」と、それぞれが目標を設定している。

 同学年6人で切磋琢磨(せっさたくま)しながらの年越し合宿。畑岡が「31日も(1月)1日もゴルフ」と笑うように文字通りのゴルフ漬けだが、締めくくりには女子高生らしいイベントも予定しているという。「ご褒美じゃないですけど、サンウェイラグーンっていうテーマパークに行くのが楽しみです。プールもあるみたいなので」と心待ちにしていた。