女子ゴルフツアー開幕戦、ダイキン・オーキッドレディースが2日から沖縄・琉球GC(6617ヤード、パー72)で行われる。注目のルーキー畑岡奈紗(18=森ビル)は1日、プロアマ戦後、公式会見に出席。初出場となる日本ツアー開幕戦への抱負を語った。

 今季はすでに米ツアーで3試合に出場。2月27日にタイから帰国、同28日に都内で所用をこなし、1日に現地入り。開催コースの琉球GCを回ったのは、この日が初めてだった。「疲れは少しありますけど、きょうはすごく楽しくゴルフができました」。

 プロアマ戦の同組に日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(74)がいた。「オレの年齢から言えば、3人目の孫ぐらい」と笑うレジェンドに、第1打について「フェアウエーの両サイドにラフがあるけど、外していい方のラフも考えて。自分でコースを狭くしない方がいいよ」とコースマネジメントに関するアドバイスを受けた。畑岡は「ゴルフはミスがつきものだし、青木さんの言葉であらためて思い出したことがあります」と笑顔を見せた。

 アマチュア時代は4月からシーズンが始まる意識があったが、今季はプロとして1月中旬から試合に出ている。「1試合ずつ手応えは上がってきてますけど、100がベストならまだ25ぐらいです」。だから、結果が出なくてもいいわけではない。「やるからには優勝を目指したいです」。茨城・ルネサンス高の女子高生として臨む最後の大会を前に、18歳の若者らしく、プロ初優勝への意欲が隠さなかった。