予選単独首位でスタートした石川遼(26=CASIO)が、通算4アンダー140で、千葉オープン初優勝を果たした。

 決勝ラウンドはショットが安定せず4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーと前日より3つスコアを落とした。それでも、4アンダーで太田直己に並ばれた最終18番ホール。2打目を大きく右に曲げながら、しぶとくパーをセーブ。太田がまさかの50センチパーパットを外し、優勝を決めた。「勝つにはどんな内容であろうと、自分ができる最高のことにトライしていくしかない。すごい収穫があった」と優勝を喜んだ。国内での優勝は16年8月のKBCオーガスタ以来。米国ツアーの出場資格を失い、国内ツアーへ本格復帰する今季へ弾みをつけた。12日開幕の国内ツアー、東建ホームメイト杯へ向け、千葉、岐阜と地区オープン2連戦で本番を想定して、新たな挑戦へ備える。