競泳平泳ぎ五輪2大会連続2冠の北島康介氏(35)が、同伴プロのスコアを反映させるハンディキャップ戦で実施された著名人の部を通算7アンダーで制した。

 プライベートでも食事に行くなど親交のある小平智(28)と同組でのプレー。昨年9月の誕生日に小平がプレゼントしてくれたドライバーで練習を重ねてきた成果を発揮した。北島氏からスライスに悩んでいることを聞いた小平が、捕まりやすいように調整してもらって送ったという1本。「変なところは見せられないと思った」と気合十分で臨み、2位に5打差をつけて逃げ切った。

 「優勝できると思ってなかったです。ハンディがハンディなので、上手な方に申し訳ない」と恐縮しつつ「自分のやってきた競技とは違う緊張感の中で優勝できて幸せです」。

 優勝スピーチでマイクを握ると「超気持ちいい!」と、かつて流行語となった自らの名言を叫んだ。周囲の期待に応える千両役者ぶりにギャラリーはもちろん、表彰式を見守ったプロゴルファーや各界の著名人からも拍手喝采を浴びていた。