谷口徹(50=フリー)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算5アンダーの211で首位と1打差の2位に浮上した。

 「まだ春先は元気だからじゃないですか? 6月、7月は、もう元気がなくなってますよ」と笑うが、円熟の技は健在。5番では10メートルのバーディーパットを沈めた。7、13番は6メートルをねじ込んで伸ばす。最終18番もグリーン手前のラフから、さすがの寄せでバーディーとして締めくくった。「疲労困憊(こんぱい)。ティーショットが真っすぐいかないんで、脳が疲れてますよ。早く寝たい」とぼやく口ぶりにも充実感がにじむ。

 節目の通算20勝に王手をかけてから6年弱。「2000安打に王手をかけてからだいぶ長い」と、プロ野球の大記録になぞらえて笑う。勝てば96年尾崎将司の49歳109日を塗り替える大会最年長V。「5年シードは重い。5年も出られる自信がない。3年が限界かな。みんな飛ぶし、大変ですよ」とジョークを飛ばしつつ、後輩たちに譲る気はさらさらない。

 日本プロ2勝、日本オープン2勝を誇る。「攻撃的なだけじゃうまくいかない。グリーンの硬さ、傾斜、自分の持ち球、スピン量…。そういったものを全て計算して、外した時の処理をうまくできないと、スコアはつくれない」。難コースで名手が輝きを放つ。