9打差から出た畑岡奈紗(19=森ビル)が、歴史に残る追い上げで77年樋口久子以来となる日本人2人目のメジャー優勝へあと1歩と迫った。2イーグル、5バーディー、1ボギーで全米女子プロ最終日史上最少「64」。通算10アンダーの278で突入したプレーオフ(PO)こそメジャー2勝目を飾った昨季賞金女王の朴城■(24=韓国)に敗れたが、最新世界ランクは自己最高12位に上昇。前週米ツアー日本人最年少Vを飾った19歳はあらためて無限の可能性を示した。
男女含めて米本土で初めて優勝した樋口の歓喜から41年間、日本のトッププロが何度もメジャーの頂点に迫ってきた。その中でも、畑岡の成長スピードは際立つ。86年デュモーリエ・クラシックで初めてメジャーのPOを戦った岡本綾子は当時35歳。82年から米ツアーに本格参戦し、17度目のメジャー挑戦だった。19歳169日の畑岡は、これがまだ4試合目のメジャー。トップ3フィニッシュを見渡しても06年全米女子プロの宮里藍(6戦目、20歳357日)を上回っている。
畑岡は16年のプロ転向時に「2年以内に米ツアーで優勝して、それから先、5年以内にはメジャーで勝てるようになりたいです」と話していた。2年以内の米ツアーVという公約を達成して臨んだ今大会の開幕前にかつての発言を自ら引き合いに出し「でも、できる時にしたいですね」。昨年は出場できなかった8月の全英リコー女子オープンと9月のエビアン選手権。間違いなく流れのある今季、あと2回のチャンスが残っている。
※■は火へんに玄

