今平周吾(29=ダイヤ)が逆転で今季初勝利、ツアー通算6勝目を挙げた。5位から出て、3バーディー、1ボギーの68。通算8アンダー、272で優勝を決めた。

今平は前半の3番パー3でバーディー、6番パーで2個目のバーディーを奪い8アンダーまで伸ばした。しかし8番パー5でボギーをたたき、なかなか首位には届かない。それでも、後半の15番でバーディーを奪うと、9アンダーで首位を走っていた桂川有人が同じ15番でダブルボギー。一気に逆転して首位に立った。

16番をパーとすると、同じ16番でバーディーを取った桂川と再び8アンダーで並んだ。

マッチレースとなった残り2ホールで、1組前の今平は17番、18番をパーで終えた。後続の桂川が17番でボギーをたたきスコアを落とし、18番でバーディーを取れなかったため優勝が決まった。

今平の優勝は昨年9月のフジサンケイ・クラシック以来。その後はなかなか優勝できず、トップ10率が約4割と調子は下がっていた。

大会前には中日クラウンズ終了後の3日から胃腸炎になり、7度の嘔吐(おうと)に、38度の熱の熱も出た。コロナ感染を疑い病院に行き、大会前日の11日まで薬を飲んでいたという。体重も2、3キロ減り、今週の10日まで練習もできなかった。「体重は1キロ戻ったが、食欲はあるがおなかがゆるゆるの状態」で出場していた。

なかなか優勝に届かない中、世界ランキングの順位も下がり、海外にいくチャンスも減った。「そろそろ優勝争いして、メジャーに行けるよう順位を戻していきたい」という思いで、今大会は優勝を狙っていた。

この6勝目で、全英オープンの出場権も獲得。18、19年と2年連続賞金王の実力者が、再び上昇気流に乗った。