アマチュアの馬場咲希(17=日本ウェルネス高)が、マッチプレーの準決勝でベイリー・シューメイカー(米国)に7アンド6で勝利し決勝進出を果たした。

日本人としては1985年の服部道子以来となる37年ぶりの優勝に王手をかけた。

馬場は会心の勝利を遂げると、コース上で現地の米国人リポーターからマイクを向けられた。勝利の要因を問われると、笑顔ながらに「ショット」と短く回答。リポーターはうなずきながら「ショートゲームが良かった」とたたえた。

続けて「今から何をしますか?」と質問されると、馬場は「ランチ(昼食)」と笑顔で答えた。リポーターは決勝に向けた質問だったようだが、思いがけぬ「ランチ」という回答に「ハハハッ」と笑い声。一気に場は和み、決勝での健闘をたたえる言葉とともに背中をポンポンとたたかれた。

また、馬場は米メディアの取材に「ずっと“勝つぞ、勝つぞ”と思っていました」と喜びを口にした。

14日(日本時間15日)に行われる決勝の相手は、21歳のモネ・チュン(カナダ)。カナダ人選手の優勝は過去2度ある(1956年のマレーネ・スチュワート、1978年のキャシー・シャーク)。チュンも「この場所にいることは想像すらできなかった。正直、素晴らしい気分です」と決勝へ意欲満々の様子だ。