国内メジャー2連勝が懸かる新鋭、竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が、一気に優勝争いの先頭へ並んできた。8位で出て7バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダーの208で首位浮上。単独トップで出た山下美夢有をとらえた。決勝ラウンドは1組2人のツーサム形式で争われ、最終日は今季年間ポイントランキング1位の竹田と同2位山下が直接対決する。
ツアー史上最長6845ヤードの難セッティングに対応し、竹田がバーディーを積み重ねた。最終18番パー4でボギーを喫して単独首位とはならなかったものの、「今日は合格点」と納得の表情。女子ツアーで3位の平均飛距離262・23ヤードを誇るが、この日も飛ばし屋ぶりは健在で、精度も高かった。「ドライバーショットも飛距離が出て、フェアウエーキープもできた。そこが大きかったかな」とうなずいた。
ティーショットがフェアウエーをとらえれば、アイアンショットもさえる。1番パー4で、残り145ヤードの第2打を約1メートルにぴたり。いきなりバーディーを挙げて流れに乗った。その後もスコアを伸ばし、難関17番パー4でもバーディーを獲得。計7バーディーを奪い、スコアを5つ伸ばした。
プロ3年目の今季を飛躍の年としている。4月にツアー初勝利を挙げて以来、すでに6勝を記録。今大会では初日24位と出遅れ気味の発進だったものの、2日目に8位へと上昇。そして3日目で一気に首位に並んだ。「4日間は長いので、そのうち何日間か頑張ればと思っている。最終日に良い位置で優勝争いするのが大事なので」と勝ち方を心得る。
野球好きで、ひいきチームは巨人。自身はコースで熱戦を繰り広げつつ、野球観戦も「楽しんでいます」。4年ぶりリーグ制覇を果たしたチームの奮闘も励みにしてきた。最終日最終組を、2年連続賞金女王山下と2人で回る。勝利のカギとして挙げたのがバックナイン。「後半9ホールが結構スコアが動くと思う。最後まであきらめずにプレーできれば」と静かに闘志を燃やす。優勝した巨人同様に一球入魂。一打一打に闘魂込めて、自身もVロードをひた走る。【奥岡幹浩】
○…単独トップで出た山下は、一時2位に落ちる場面がありながらも踏ん張った。3バーディー、3ボギーで耐え「全体的にあまり良い感じではないけれど、イーブンで終えられたので良かったかな」とうなずいた。混戦模様の中で、最終日は竹田と2人で最終組を回る。「良いリズムで回れると思うので、しっかり頑張りたい」。今季はツアー未勝利ながら、2位は7度と安定した成績を残し、今季年間ポイントランキングは竹田に続く2位につける。2年連続年間女王が、今度こそ勝利をつかむ。

