レスリングの世界選手権(7日開幕、米ラスベガス)女子53キロ級代表で五輪3連覇の吉田沙保里(32=ALSOK)が、戦闘モードに入った。5日、出発の成田空港で「4回目の五輪をばしっと世界選手権で決めたいので、今回もこの頭にしてきました」と帽子を脱ぐと、見事な編み込みヘアが登場。「前髪が長かったので、動きやすくなった。集中できる」と昨年大会以来1年ぶりのコーンロウ姿で機上の人になった。

 五輪・世界選手権合わせて16連覇に挑む大会では、五輪実施階級で5位までの国・地域にリオデジャネイロ五輪出場枠が与えられ、日本勢はメダル獲得で代表が確実になる。「私の階級が一番出場者が多い。一番苦しい大会になるかも。とにかく勝てばいい」。32歳の年齢、昨年のアジア大会で苦戦した鍾雪純(中国)ら強敵もおり、初めて編み込んだ10年以来の「ジンクス」という勝負ヘアに仕上げてきた。五輪4連覇へ「視界良好」となるためにも、しっかり前を見据える。