柔道日本男子の井上康生監督が17日、世界ジュニア選手権(18~22日・ザグレブ)への出発前に羽田空港で取材に応じ、今夏の世界選手権で初戦敗退するなど不調が続くリオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダリストの原沢久喜(日本中央競馬会)の状態について「オーバートレーニング症候群の一種」と明らかにした。

 井上監督によると、原沢は世界選手権後に病院で精密検査を受け、医師から一定期間の休養を勧められた。全日本柔道連盟に診断書はまだ届いていないものの、心身が慢性疲労に陥る「オーバートレーニング症候群」の可能性があるという。

 原沢は当初11月の世界無差別級選手権(モロッコ)に派遣される予定だったが、辞退していた。