男子10メートルエアピストルで41歳の松田知幸(神奈川県警)が決勝で世界新記録となる241・8点をマークして優勝した。日本ライフル射撃協会によると、シーズンの成績上位選手で争われるW杯ファイナルの同種目で日本勢が優勝したのは初めて。

 国内第一人者の松田は2008年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪に3大会連続出場。日本協会を通じ「決勝では思い通りに撃てると信じて挑んだ。目標にしてきたので、初めてW杯ファイナルで金メダルが取れてとてもうれしい。世界記録についてはまた更新します!」とのコメントを出した。10年世界選手権では50メートルピストル、エアピストルで2冠に輝いた実績がある。