日本のエース渡部暁斗(北野建設)が、3位に入った。昨季最終戦で3位に入って以来、48度目の表彰台。来年2月の平昌五輪イヤーの開幕戦でいきなり結果を出し、大舞台での金メダルへ大きく弾みをつけた。

 前半ジャンプ(ヒルサイズ=HS142メートル)で125メートルを飛び3位。トップと33秒差でスタートした後半距離(5キロ)では、第2集団を引っ張る形で前の2人を追った。1人が抜け出し、後半は2人で2番手を争っていたが、ラスト1キロ付近で遅れた。「狙った通りの結果。動きは悪くなかった。表彰台に乗って(今季を)スタートできたのは気分がいい」と納得の表情を浮かべた。

 他の日本勢は渡部剛弘(ガリウム)が10位、加藤大平(サッポロノルディックク)が11位、渡部善斗(北野建設)が31位、山元豪(ダイチ)が36位だった。エスペン・アンデシェン(ノルウェー)が初優勝した。