リオデジャネイロ五輪女子63キロ級金メダルの川井梨紗子(23)の妹、友香子(20=至学館大)が59キロ級準決勝で河内沙樹を下し、21日の決勝進出を決めた。

 圧倒的な強さを見せた。力強いタックルから連続攻撃。2分59秒で10-0のテクニカルフォール勝ちし、初優勝に王手をかけた。それでも「練習でやったことが出せていない。60点。試合のために練習してきたのに…」と不完全燃焼に不満顔を見せた。

 8月の世界選手権は姉妹で出場し、3回戦敗退で姉妹制覇の実現はならなかった。世界トップレベルを体感して「何かする前に負けた。挑戦者なので常に前へ前へ突き進んで、決勝後は笑顔で終わりたい」と気合を入れた。

 試合後は、至学館大の監督で日本レスリング協会の強化本部長を務める栄和人氏の顔がプリントされたTシャツを着て登場。報道陣から「かわいいですね」と突っ込まれると、少し照れていた。

 今大会は来年から導入する新階級や試合方式を前倒しで適用し、10月の世界選手権(ブダペスト)代表選考会も兼ねている。各階級の決勝までを2日間で実施し、試合前の計量も当日に変更となった。