明成(宮城)が79-72で福岡大大濠(福岡)に勝ち、今夏の高校総体決勝の雪辱を果たした。明成は2年ぶり5度目の優勝。福岡大大濠は24年ぶり3度目の栄冠を逃した。

 明成は見事なスタートダッシュを優勝に結びつけた。第1クオーター(Q)、センター八村阿蓮(3年)の3点シュートを皮切りに、田中裕也(2年)のシュートなどで26-16と10点差をつけ、試合の主導権を握った。

 ゲーム中盤のせめぎ合いの後、第4Qは福岡大大濠の激しい追い上げに遭い、残り試合時間2分46秒に70-67と3点差に迫られたが、明成は慌てなかった。この苦しい場面で田中がシュート1本、フリースロー4本を決め、粘る福岡大大濠を振り切った。

 八村の32点に続く24点を挙げ、勝利に貢献した田中は「苦しい展開だったが、我慢すれば自分たちの流れになると思い、それができた」とニッコリ。そして「来年、もう1回優勝する」と連覇を誓った。

 決勝戦5戦5勝という偉業を達成した佐藤久夫コーチ(68)は「前半はできすぎでラッキーだった。第4Qは逆転されるのを覚悟で、選手に任せた。選手1人1人の今までの苦労が、ここにつながった」と選手たちの奮戦をたたえるとともに、選手たちに感謝していた。