パナソニックが4季ぶり5回目の優勝を決めた。豊田合成を3-2(19-25、25-16、24-26、26-24、15-13)のフルセットで破り、10日の第1戦から連勝で頂点に立った。

 常に先行されながら2-2のセットオールとしたパナソニックは最終セット、セッター深津英臣(27)の多彩なトスワークからクビアク(30)、福沢達哉(31)、山内昌大(24)らが強打、速攻でポイントを挙げて逆転勝ちした。

 パナソニックは今季、レギュラーシーズン(RS=8チーム3回戦総当たり)を18勝3敗、勝ち点52のトップでプレーオフ(PO)に進んだ。上位6チームによる2次リーグでも快調に3連勝したが、2月18日のJT戦でエース清水邦広(31)が右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷して離脱。この試合を落とすと、豊田合成との最終戦にも完敗した。RS2位の豊田合成には2次リーグまで通算1勝3敗と負け越していたが、エース不在の非常事態を今村貴彦(24)、久原翼(23)らがカバーして昨季5位から4季ぶりに王座にカムバックした。