バスケットボールBリーグ千葉ジェッツの司令塔富樫勇樹(24)が「一発勝負に強いチーム」とチャンピオンシップ(CS)ファイナルに向けての自信をのぞかせた。

 24日、東地区王者の千葉は千葉・船橋市内で練習を公開し、26日に横浜アリーナで行われるアルバルク東京とのファイナルに向けて、練習拠点とするアリーナでの最後の練習でチームの仕上げを行った。

 千葉はトーナメント方式で戦う天皇杯で2連覇を達成。Bリーグのレギュラーシーズンでは激戦の東地区で優勝し、CSの準々決勝では昨季準優勝の川崎ブレイブサンダースを、準決勝では西地区王者の琉球ゴールデンキングスと強豪を次々に倒し、ファイナルの舞台に勝ち進んだ。2011年にクラブがリーグに参戦して以来初のリーグ制覇も懸かる。

 千葉でプレーして3季目となる富樫は、千葉は爆発力のあるチームであるとうなずき、「数分で10点差を開けられるチーム。なぜか5人が同じタイミングでギアが上がるような時があるので、ファイナルでもそういう展開に持って行ければ」と千葉の持ち味である「走るバスケ」を起点に頂点をつかみに行く。「今年は優勝する力を持っているチーム。東地区優勝チームとしての自信はある。(天皇杯とリーグ制覇の)2冠ができたら」と気合十分で横浜アリーナに乗り込む。