世界ランク6位の日本は同2位の米国に1-3で敗れ、6位で大会を終えた。

米国は大会連覇を狙いながら中国、オランダに屈して敗退したが、世界ランク2位の強国。18日の会見で、中田久美監督(53)は「今季最後の集大成の試合。すべてを出し切って勝つことしか考えていない」と決意を明かした。続けて「こんな大きな大会で米国とやれる。多くの人たちの前で、応援しがいのある試合をお見せしたい。来季に可能性を感じさせる戦いをしたい。今季最後でも思い出づくりをするつもりはない」と打倒米国を誓った。だが、この日は第1セットこそ、23-25と競り合ったものの、第2セットは15-25と一気に奪われる。第3セットに25-23と意地を見せたが、それが精一杯だった。選手たちは懸命にボールを追ったが、平均身長で10センチ以上も上回る米国の高さとパワーに圧倒された。

1次リーグから計12試合を戦って7勝5敗。中田監督の下、目標のメダル獲得はならなかったが、世界の強豪と互角の戦いを演じるなどチームの成長は証明した。今季の代表活動はこの日で終了。中田体制3年目の来季は、世界を相手に勝ちきるプレーの精度向上がテーマになる。準決勝ではセルビアがオランダを3-1、イタリアが中国を3-2で下して決勝進出を決めた。