楽天は10日、米プロバスケットボールNBA、ゴールデンステート・ウォリアーズのスター選手、ステフィン・カリー(30)と複数年のパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

カリーは楽天のグローバル・ブランドアンバサダーとして、米国で楽天ブランドの認知拡大を図るさまざまなマーケティングキャンペーンに登場するという。加えて、カリーが行う、これまで注目されてこなかったスポーツ選手を対象に行うバスケットボールキャンプのタイトルスポンサーを楽天が務めることとなり、ツアーの名称が「Underrated Tour, powered by Rakuten」となることも合わせて発表された。

楽天代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏(53)は「NBAで最も偉大な選手のひとりであるステフィン・カリー選手とのパートナーシップが始まることにとても興奮しています。カリー選手は、たゆまぬ努力で新たな境地を切り開き、これまでの常識をくつがえす偉業を成し遂げてきた選手です。今回のパートナーシップは、これまで革新的な取り組みを積み重ねてきたことや、社会をエンパワーメントする情熱を持ち、未来を信じて挑戦し続けようとする、双方に共通する価値観と経験から実現しました」とコメントした。

◆ステフィン・カリー 1988年3月14日、米オハイオ州生まれ。デビッドソン大卒。09年にドラフト全体7位でゴールデンステート・ウォリアーズに入団。これまで3度のNBAファイナル優勝にも大きく貢献し、14-15年シーズン、15-16年シーズンの2年連続で年間最優秀選手賞。米経済誌フォーブスによると、18年の年収は7690万ドル(約83億円)で、世界で最も報酬の高いアスリートランキングの8位となっている。190・5センチ、86キロ。