試合前に行われたスキルズチャレンジでは、地元レバンガ北海道の2選手が会場を沸かせた。オールスター初出場の多嶋朝飛(31=レバンガ北海道)が同チャレンジにも初優勝。前年優勝の富樫勇樹(26=千葉ジェッツ)は2位に終わった。

1分以内にドリブル、パス、シュートの6課題をクリアし、最速だった選手が王者に輝くバスケットボールの技術を争うコンテスト。3番目に出場した多嶋は、出場した全5選手中唯一の20秒台となる29・3秒で優勝。2位富樫に3秒差をつけ、地元で王者に輝き「1人だけ本気でやっちゃった」とニヤリ。賞金30万円も獲得し「観戦に来た両親とおいしいご飯を食べたい」とうれしそうに話した。

チームメートの桜井良太(36=レバンガ北海道)は4番目に登場。チャレンジ前に話した「(最後の)3点シュート(の課題)までは最速でいきたい」との宣言通り、ほぼノーミスで3点シュートを迎えたが、ことごとく外し、56秒でチャレンジを終えた。

前年王者の富樫は5番目に登場。各選手が自チームのユニホームを身につける中で、富樫は今季限りで現役を引退する折茂武彦(49)のユニホームを着用して挑戦。シュートの課題でのミスが響き、2連覇とはならず「ユニホームが悪かったかな」と笑いを誘っていた。

試合は午後7時10分開始。