内からも外からも暑熱対策だ! 日本テニス協会は21日、都内で会見を開き、協会スポンサー制度の第1弾として、大手化学メーカー、花王との契約を発表した。花王のサンケア専門ブランド「ビオレUV」が、同協会のオフィシャル日焼け止めとなる。

同協会は、東京オリンピック(五輪)を見据え、昨年から本格的に暑熱対策を行っている。特に、体内の深部体温をいかに上げないかという科学的な対処方法では、真夏の35度を超えるコートで国立スポーツ科学センターと共同で実験を繰り返しており、各競技の中でも先端を行く。

今回の契約は、身体内ではなく、身体の表面から暑熱を防ごうというもので、同協会の土橋登志久強化本部長は「内からも外からも、世界に負けない暑熱対策になる。オリンピックではいい成績を出したい」と話した。

すでにトップ選手には商品を配布しており、10月の国際ツアー大会、楽天ジャパンオープン(有明テニスの森公園)など、同協会の主催大会を中心に、選手だけでなく、観客や関係者への商品体験や、講習会などを行っていく予定だ。