NBAのウィザーズに所属する八村塁(22)が5日(日本時間6日)、NBA選手16人が参加するテレビゲーム大会に参加し、1回戦でジャズのスター選手、ドノバン・ミッチェルに74-71で競り勝った

大会はNBAオフィシャルゲームソフトの「NBA 2K20」が用いられ、八村はレーカーズ、ミッチェルはネッツを選択して試合開始。ヘッドホンを装着した八村は笑顔で操作し、「シュートできるぞ、良し!」と画面に向かって声を出したり、プレーの合間には少し大げさにタオルで汗を拭いて水分補給するなど、楽しそうな様子だった。

試合は熱戦となった。前半を38-34の八村4点リードで折り返し、後半も一進一退の攻防を展開する。八村は、ラストプレーで同点を狙った相手の3ポイントシュートが外れて勝利が決まると、「イエス!」と叫びながら立ち上がって喜んだ。その後は「タフな試合だったね」などとミッチェルと感想を述べ合い、互いの健闘をたたえた。

ミッチェルは先月12日に新型コロナウイルスの検査を受けて陽性だったと公表した選手で、無事に回復した姿を見せた。

大会を米国内で中継するESPNの放送スケジュールによれば、準々決勝は7日(同8日)、準決勝と決勝は11日(同12日)に行われる。優勝者は新型コロナウイルスによる被害救済活動支援のための10万ドル(約1090万円)の寄付先を決定する。