女王ENEOSが開幕3連勝。この3試合すべてに先発して結果を残しているのが、昨季まではセカンドユニットとして途中出場することが多かった林咲希(25)だ。この日は8本中6本の3点シュートを成功させるなど25得点を挙げ、エース渡嘉敷に迫る得点力を誇示。「第1クオーター(Q)と第3Qの出だしが良く、流れに乗れた」とチームの戦いぶりを振り返った。欠場が続く岡本らの穴をしっかり埋めている。

高校時代から伸ばしてきた髪の毛を、開幕約1週間前にばっさりカットした。「そこまで切るつもりはなく、美容院さんには『結べるぐらいで』とお願いしたんですが、だんだん短くなっちゃって…」と、はにかむが、イメージチェンジしたその姿は、周囲からも好評だ。自身も気に入っている様子で、「コロナもあって、ストレスが溜まっていたのかもしれない。リフレッシュになった」と爽やかに笑う。

日本代表の一員として、2月の東京五輪予選(ベルギー)で活躍したシューター。新しいヘアスタイルがプレーに好影響を及ぼしているかもしれないと話し、「もっと短くします」と宣言。さらに凛々しくなって、リーグ戦12連覇を、そして東京五輪出場を狙う。【奥岡幹浩】