B1新潟アルビレックスBB小菅学社長(47)がリーグ参戦5季目を迎えたチームについて、連載「小菅学社長のBBコラム」(毎月第1、3金曜掲載予定)で裏話を交えて紹介する。

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中断期間が明け、リーグ戦が再開しました。その初戦のアウェー秋田戦(2日)、チームは延長2回を繰り返す大接戦を110-102で制しました。秋田には9月のプレシーズンゲームで2連敗しています。ここで勝てたことは選手の自信になったと思います。

この試合から出場したのがアレン・ダーラム選手(32)です。11月26日に合流したばかりで、まだ万全ではないですが、23得点11リバウンドと頼りがいのあるプレーをしてくれました。18-19年に滋賀で1試合平均22・3得点、13・2リバウンドを記録してB1残留の原動力になっています。獲得の際、複数のクラブが興味を示していたという話も聞きました。そんな中で新潟を選んでくれたことに感謝しています。

今季は新型コロナウイルスの拡大防止のため、海外からやってくる外国籍選手に関しては2週間の隔離期間が義務付けられています。ダーラム選手も米国から入国し、長岡市で隔離生活を送りました。その間、福田将吾監督(36)は室内トレーニング用のバイクを提供しました。特に伊波壱成通訳(26)は献身的にケアに努めてくれました。不安を取り除こうと毎日連絡を取っていました。コロナ禍、チーム全体で支え合おうという雰囲気が自然とできています。

12月は計10試合と試合数が多いです。団結して乗り越えていってもらいたいです。今月最初のホームゲームは9日の千葉戦。おかげさまで前売りは完売しました。当日券は若干ですが販売する予定です。ぜひ、再スタートを切ったチームを応援に来てください。(新潟アルビレックスBB社長 小菅学)