バスケットボールのB2山形ワイヴァンズは15日、山形市内の諏訪神社で必勝祈願を行った。チームは前半戦30試合を13勝17敗で折り返して東地区6位、B2全体では11位でターン。23日から始まる後半戦30試合に向けて、選手と関係者ら30人が参拝し、河野誠司主将(31)は「後半戦は一気に勝利を重ねて、最低でも(勝率を)6割にしたい」と意気込んだ。

底上げした守備力で戦い抜く。昨季はリーグワースト2位の1試合平均85・8失点が響き、8勝39敗でB2全18チーム中で最下位に沈んだ。今季はミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC、49)が就任。コロナ禍で外国人選手合流の遅れや戦術の変更などでズレが生じ、開幕6連敗を喫したが、11月中旬の4連勝などで盛り返した。また前半戦30試合の1試合平均失点数は76・4に減少させ、競り合う展開も増えた。

今季はシーズン60試合を戦い、B2各地区3位までと、残り10チームの中から上位2チームが、B1昇格プレーオフ(PO)に進出できる。現在は仙台と西宮が同上位2チームだが、西宮とは2勝差と逆転PO進出も十分に狙える。新年は4戦3勝1敗と好調で、後半戦最初のカードは西地区1位の佐賀と連戦。河野は「昨シーズンは本当に悔しい思いをした。たくさんの勝利をして、応援してくださるブースターのみなさんに喜びを与えられるように頑張りたい」と闘志を燃やした。【相沢孔志】