ショートプログラム(SP)首位発進のブレイディ・テネル(22)が3年ぶりの優勝を飾った。

フリーもトップの153・21点を記録し、合計232・61点。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、公認記録の自己ベスト225・64点を上回る高得点となった。

新型コロナウイルスの影響で各選手、調整に苦しんだ今季。その中でテネルが完成度の高さを示した。フリーは冒頭のルッツ-トーループの連続3回転から、大きなミスなくジャンプを着氷。基礎点が1・1倍となる演技後半にもルッツ-トーループの連続3回転、最終盤には3回転フリップからの3連続ジャンプを組み込んだ。演技構成点は全5項目で10点満点の9点台を記録した。

3連覇を目指したSP2位のアリサ・リュウ(15)は演技後半の回転不足などが響いてフリー4位。総合でも4位となった。

上位成績は以下の通り。

〈1〉ブレイディ・テネル 232・61点

〈2〉アンバー・グレン 215・33点

〈3〉カレン・チェン 214・98点

〈4〉アリサ・リュウ 213・39点

〈5〉マライア・ベル 199・95点