トヨタ車体クインシーズが3-0でヴィクトリーナ姫路に勝利した。

日本代表主将のミドルブロッカー荒木絵里香(36)は「練習でやってきたことを出せた。この勢いを明日の試合にもつなげたい」と振り返った。当初は9日に岡山市で予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、イレギュラーな日程で組まれた試合だった。「難しいことはなかった。この状況でゲームをできる事がありがたい」と話した。

23日で東京五輪の開幕までちょうど半年となる。開催への悲観論を報じる海外紙もある。荒木は「(開催を巡る)ニュースや記事が気にならないと言ったらうそになる。でも選手としてやることは変わらない。どんな状況でもぶれず、1日1日をしっかり着実に過ごしたい」。1年の延期で気持ちが揺れた時期もあったが、家族にも背中を押され、ぶれずに今を過ごす。「今はいろんな事を問われる時だと思う。バレーボール選手として、いいエネルギー、いい影響を、バレーボール界だけでなく、社会に対しても発信できるようにしたい」と力を込めた。