4大大会4度の優勝を誇る世界13位の大坂なおみ(24=フリー)が、復帰戦となる今季開幕戦で8強入りだ。同82位のザネフスカ(ベルギー)に6-1、6-1で快勝。「今日の出来にはハッピー」と喜んだ。準々決勝では同75位のペトコビッチ(ドイツ)と対戦。対戦成績は1勝1敗となっている。

1回戦とは全く違った大坂がコートにいた。「1回戦から多くのことを学んだ」と、落ち着いて焦らず、じっくりと攻めることで、1回戦で52本も出た凡ミスを18本まで減らした。ショットの速度を落とし、相手コートに深く配球することで主導権を握った。

武器の第1サーブが、1回戦は38%しか入らなかったが、この日は50%まで修正。第1セットの3-1から、一気に7ゲームを連取。波に乗ると、1度も自分のサービスゲームを落とすことなく、そのまま押し切った。

今大会は、香とろうそくで、瞑想(めいそう)も味わい、気持ちを落ち着けている。「お香とキャンドルを買って、毎朝、香をたいている。そうすると落ち着く」。それが、テニスを楽しむことにもつながるという。

今大会は、全豪オープンの前哨戦。大坂は、全豪オープンで2連覇3度目の優勝に挑む。

◆全豪オープンテニスはWOWOWで17~30日の期間、全日生放送、同時配信される。