新潟アルビレックスBBラビッツが今季21試合目で初勝利を挙げた。アランマーレを82-69で破り、開幕からの連敗を20で止めた。82得点は今季最多。リーグ戦では昨季最終戦21年2月28日の東京羽田戦(99-76)以来の白星で、ホーム戦勝利は20年2月22日の山梨戦(74-66)以来735日ぶり勝利だった。立ち上がりからプレスとゾーンで相手の攻撃を止め、果敢にリングを攻めた。今日27日は連勝を懸け、アランマーレと対戦する。
試合終了のブザーと同時に新潟ベンチのメンバーが一斉に立ち上がって拍手した。コート上の選手は笑みを浮かべる。ようやくつかんだ白星。全員で喜びをかみしめた。
オールコートでプレスをかけ、自陣に戻ったらゾーン。ボールをキープした相手には複数で奪いにいく。運動量を必要とする泥くさいプレーを40分間貫いた。アランマーレに25個のターンオーバーを記録させ、攻撃では4人が2桁得点。第3クオーター途中には58-27と最大31点差をつけた。
「私が一番喜んでいる」と笑う大滝和雄監督(76)は「もう1度と鍛え直してきた」と言った。1月15、16日のシャンソン化粧品戦後の中断期間で土、日は2部練習を敢行。ゾーンの確認、シュート力アップのほか、コーンを使った跳躍力アップなど体力強化を取り入れた。その成果はプレーに表れた。
この日10得点のPF北川直美主将(27)は「(アランマーレ)秋田戦が大切な試合になると思っていた」と照準を合わせていた。昨年10月の三菱電機戦で右肘を脱臼。シャンソン化粧品戦で復帰したが、まだコンディションは整っていなかった。約1カ月半のインターバルを有効に使い、仕上げた。北川だけではない。シャンソン化粧品戦はSF中山樹(26)SF西垂水美桜(23)が離脱していたが、この日に間に合わせた。シーズン大詰めにようやく戦力がそろい、チーム一丸のプレーを形にした。
黒星が重なった分、1つの白星では足りない。「連勝しないと意味がない」と北川。今日27日のホーム最終戦、16年12月3、4日の山梨戦以来の連勝を狙う。【斎藤慎一郎】
■ルーキー中村華祈15得点
19歳のルーキー、SG中村華祈がチーム最多タイの15得点をマーク。守備でも相手のスローインの前で体を張るなど貢献した。チームの今季初勝利は自身にとってのWリーグ1勝目。「絶対に勝ちたかった。ホッとした」と笑顔。同時に「イージーシュートを外してしまった。もっと点を取れた。明日(27日)も勝たないと」と気持ちを切り替えた。


