F1で2年目のシーズンを迎える角田裕毅(21=アルファタウリ)が9日、リモート取材に応じ、開幕戦バーレーンGP(3月18日開幕)に向けた心境を語った。同GP開催のインターナショナル・サーキットでの最終テストで現地に滞在。「(去年に比べ)現実的になった。もっと目の前のことを考えるようになった。もちろん表彰台には上がりたいが、ポイントをできるだけ多く取って、まず開幕戦を自分の思うように走りたい。チームメートのガスリーを倒すことが目標」と話した。

F1デビューとなった昨年は開幕戦こそ9位でいきなりポイントを獲得したが、シーズンが進むにつれて調子は下降。ルーキーイヤーは大きな挫折も味わった。しかし、クラッシュを繰り返したりしながら、自分を見つめ直した。周囲からのアドバイスにも耳を傾けた。最終戦では、予選で初めてガスリーに勝ち、決勝でも自己最高の4位に入った。

昨年の自分に今アドバイスするとしたら? と尋ねられ「自分を信じること。クラッシュが続いて自分を見失いかけて自信を持てなくなった。でも、自信はこの世界で必要なこと。それを保つためにチームのスタッフとコミュニケーションを取ること。自分は引きこもりがちなので、『家の中に閉じこもっていないで、もっと外に行こうぜ!』とアドバイスしたい」と話した。

日本に帰国したオフは3週間のうち2週間は感染対策で隔離となり、「東京でカニのしゃぶしゃぶを食べた」と明かす。帰国以外の時間は、昨年の経験を踏まえ、首の強化を中心としたトレーニングを行った。「特に首とは集中して、30~40%ぐらい大きくレベルアップした。シーズンにむけてとてもいいオフになった」と話した。

昨年はコロナ禍で中止となった日本GPへの思いは強い。「今年こそやりたい思いはすごく強い。日本のファンの前でF1で走ることは強い夢。一瞬一瞬をかみしめて鈴鹿を走りたい」と話した。