世界選手権団体(中国・成都)で銀メダルを獲得した伊藤美誠(22=スターツ)が、5~8位決定戦2試合に臨み、今大会を6位で終えた。
前日12日の準々決勝で平野美宇(22=木下グループ)に敗れた伊藤は、1戦目で佐藤瞳(24=ミキハウス)と対戦。2-0で迎えた第3ゲーム(G)途中から相手のカウンターに苦しんだが、4-2で勝利した。
しかし、続く張本美和(14=木下アカデミー)との5、6位決定戦では、体が思うように動かなかった。第1Gを先取したが、ラリーに対応されて攻めこまれた。第2G以降のゲームを4連続で奪われて、1-4で敗北した。
試合後は目に涙を浮かべながら「体がついていかなかった」と吐露。「気持ちは挑戦者のつもりでも、ボロボロというか。卓球がボロボロというより、考え方がボロボロ」と肩を落とした。
今年は国内外の大会に出場し続けてきた。世界ツアー「WTT」の遠征に加え、9月からはTリーグにも初参戦。9月下旬から10月上旬にかけては世界選手権団体戦にも出場した。「試合が多いことはいいことなんですけど、負担が自分にかかりすぎている。もうちょっと国内の選考会に集中したいという思いもあるんですけど、ここを乗り越えていかないと」。疲労感と悔しさをにじませながら、自分に言い聞かせるように声を振り絞った。
今大会はシングルスにおける24年パリ五輪出場代表選考会の1つで、23年世界選手権(南アフリカ・ダーバン)に向けても重要な位置づけとなる。
22年に始まったパリ五輪代表選考は24年1月まで続くが、加算されるポイントは大会によって異なる。23年の配分は大きく、五輪選考ポイント上位が目指せる世界選手権は、五輪代表入りに向けてもアドバンテージ。今大会終了後の選考レースのランク付けは、パリ五輪を目指す上でも重要となる。
伊藤は大会前の時点で、女子2位となる88ポイントを保持。今大会で6位となったことで、25ポイントが加算され、累計113ポイントとした。
◆今大会で加算されるポイント数
1位=50ポイント、2位=45ポイント、3位=40ポイント、4位=35ポイント、5位=30ポイント、6位=25ポイント、7位=20ポイント、8位=15ポイント、16強=10ポイント、32強=5ポイント


